東日本高速会社/技術力・マネジ力向上行動計画II期策定/専門チームで安全対策推進

 ◇ICTやPCa化など 生産性向上の環境整備も
 東日本高速道路会社は「技術力・マネジメント力向上行動計画〈第ii期〉」をまとめた。17~20年度の計画期間中に重点的に取り組む項目や方向性を明示しており、これに基づいて高速道路の建設・リニューアル事業など現場関連業務の改善を進める。
 第ii期の計画では、第i期(14~16年度)からの取り組みを深化させるとともに、新たに「さらなる安全性向上」や「i-Constructionの推進」の項目を追加しており、安全と生産性向上への対応を一段と強化する。
 安全関連では高速道路関連の工事中の重大事故が相次いでいる状況を踏まえ、これまで以上に「安全をすべてに優先させる」ことを徹底する必要があると判断。技術・環境部内に「安全推進チーム」を設置し、建設から維持管理まですべての工事を対象に、安全に関する技術の導入や社員の意識向上に向けた取り組みを積極展開する。
 同チームを通じて、社内外で発生した事故に関する情報を素早く共有し、組織全体の緊張感を高めるとともに、同様の事故を繰り返さないよう各種対策を確実に実行に移す。更新期を迎えた道路構造物のリニューアルプロジェクトが本格化する中、道路を供用しながら作業する工事現場の安全性を高めるハード・ソフト対策を重点的に実施。個々の現場の条件・特性などに合わせた最適な管理体制の構築に取り組む。
 ICT(情報通信技術)などを活用して現場の生産性向上を促す「i-Construction」では、モデル工事を選定し、より効果的な技術・システムの普及拡大に取り組む。現場の省力化や作業時間の短縮につながるプレキャスト(PCa)技術も積極的に導入。課題の抽出やケース分析などを実施し、PCa技術の普及促進に向けた環境整備を進める。
 前計画からの継続テーマとして▽設計変更ガイドラインの活用(各種指針の受発注者双方への説明会、指針内容の見直し・改善)▽現場管理に関する諸施策の推進(3者協議会・ワンデーレスポンス・マイルストーン管理・事務所ワーキングの推進)▽社内技術者の育成(体験型・体感型研修施設の活用、メンテナンス・リニューアル重視の研修カリキュラムの再構築)-などに取り組む。
 各支社への新計画の説明会は9月末までに実施済み。今後は新計画で示した考え方・方針などを個々の業務や実行計画に落とし込む。各種施策の導入効果や新たな課題などをフォローアップしながら、必要な改善・見直しを継続的に進める。

(日刊建設工業新聞様より引用)