東日本高速関東支社/上信越道・北野牧トンネル落石対策工事/ECI、大林組と随契

 東日本高速道路関東支社は、上信越道の北野牧トンネル上部にある巨大な岩塊を撤去する対策工事を開始する。設計段階から施工予定者が関与するECI(アーリー・コントラクター・インボルトメント)方式を採用し、基本契約者の大林組と「上信越自動車道(落石対策)北野牧(その1)工事」を146億9880万円(税込み)で随意契約(2月15日付)した。設計は応用地質が担当。その1工事では防護工と工事用道路の整備を進め、岩塊の撤去作業は2期工事として別途発注する。
 北野牧トンネルは上信越道松井田妙義インターチェンジ(IC)~碓氷軽井沢IC間の群馬県安中市松井田町北野牧に位置する。延長は上り線187メートル、下り線190メートル。1993年3月に供用を開始した。
 トンネルの西側(終点側)坑口の斜面がほぼ垂直で、上部に高さ70メートルの大規模な岩塊があることから、落石や崩壊による災害・事故の発生が懸念されている。
 落石対策の実施に当たって関東支社は、施工条件が厳しく、前例のない工事になるため、14年度に施工計画検討業務を行う施工予定者を選定する公募型プロポーザルを実施。大林組を基本契約者に決め、設計担当の応用地質らと共に安全・確実な施工方法などを検討してきた。
 今回発注したその1工事では、上部の岩塊の掘削・撤去に向け、周囲の安全を確保するための防護工、掘削土の運搬路の設置などを行う。施工場所は松井田町新堀~長野県佐久市岩村田。工期は2月21日~23年9月17日。
 岩塊の掘削・撤去工事についてはその1工事の進ちょく状況を踏まえ、大林組と施工計画や価格など詳細を詰めながら別途契約手続きを進める。

(日刊建設工業新聞様より引用)