栃木県大田原市/新庁舎が起工/施工は安藤ハザマ、先行発注型3者協定方式採用

 栃木県大田原市の新庁舎整備事業の起工式が28日に行われた。8月に本体工事に着手。18年11月末の完成、19年1月の開庁を目指す。設計・監理は久米設計、施工は安藤ハザマが担当。事業手法には、施工者が実施設計の段階から技術協力を行うECI(アーリー・コントラクター・インボルブメント)方式の要素を取り入れた「先行発注型3者協定方式」を採用した。
 起工式では、久米設計の藤沢進取締役常務執行役員が鎌、津久井富雄市長らが鍬、安藤ハザマの月津肇常務執行役員首都圏建築支店長が鋤をそれぞれ入れ、工事の無事完成を祈願した。
 津久井市長は「旧本庁舎は東日本大震災で甚大な被害を受け、今では跡形もない。震災から6年が経過した中で、いよいよ着工に至ったのは非常に感慨深い」とあいさつ。久米設計の藤沢常務執行役員は「施工者と協力し、市民の皆さんに喜んでもらえるものとなるようにしたい」と述べた。月津支店長は「これまで1年をかけて市や設計者と協議会で実施設計について議論を重ねてきた。改めて三位一体となって、安全に気を配り工事を行っていく」と語った。
 新庁舎の建設地は本町1。東日本大震災で被災し解体された旧本庁舎の敷地内に整備する。建物の規模はS一部RC造9階建て延べ1万0603平方メートル。1階の柱上部に免震装置を設置する柱頭免震構造を採用するなど、災害に強い庁舎となるよう工夫が凝らされている。
 □片本新司所長(安藤ハザマ)の話□
 「これまで市や設計者と一緒になり、実施設計を詰めてきた。そのため、設計内容をより反映させた施工ができると考えている。これからは現場、市民の安全を第一に考え、工事に当たる」。

(日刊建設工業新聞様より引用)