橋建協/働き方改革基本方針策定/23年度に土日閉所実現目標、時間外労働も段階削減

 日本橋梁建設協会(橋建協、坂本眞会長)は、働き方改革に関する基本方針をまとめた。橋梁の架設や保全工事の現場での長時間労働是正や休日の確保が目的。労働時間短縮に向けたロードマップの作成と着実な達成、週休2日制の導入と定着など4項目の基本方針を設定した。22年度から時間外労働の上限を720時間とするほか、23年度までに土日閉所の週休2日制を目指す。基本方針は月末の理事会で正式決定する。
 基本方針は、▽労働時間短縮に向けたロードマップの作成と着実な達成▽週休2日制の導入と定着の推進▽担い手確保・育成と建設技能者の処遇改善▽生産性と安全性の向上の総合的取り組み-の4点。
 労働時間の短縮では、会員各社に時間外労働の上限目標を通達。18年度から時間外労働の上限を年間960時間(月平均80時間)、20年度から840時間(同70時間)と段階的に引き下げ、最終的には22年度から720時間(同60時間)に抑える。
 週休2日制の実現に向けた取り組みも段階的に実施。19年度から第1、第3土曜を閉所し、土曜閉所が困難な場合は4週6休を促進。21年度からは第1~第3土曜の閉所を原則とし、4週7休の確立を目指す。23年度には全土曜日を閉所とし、土日休みの週休2日制を実現する。
 担い手確保・育成と技能者の処遇改善では、会員企業に対し、社員の有給休暇取得促進やパワーハラスメント防止対策、メンタルヘルス対策などを促し、職場環境の向上を働き掛ける。長期安定的な工事発注を関係発注機関に呼び掛けるほか、若手や女性の活躍を促す発注方式の導入拡大を要請する。
 生産性と安全性の向上の総合的取り組みでは、ICT(情報通信技術)を活用して生産性の向上を図る「i-Bridge」に一層力を入れる。3次元(3D)の設計データを工場の鋼橋製作データと連携させる取り組みを広く展開するほか、現場でのICT活用をさらに加速させ、生産性向上につなげていく。

(日刊建設工業新聞様より引用)