水機構/思川開発導水路トンネル設計(栃木県鹿沼市)/日本シビックコンサルJVに

 水資源機構は、思川開発事業の「導水路トンネル設計検討業務」を簡易公募型プロポーザルで選定した日本シビックコンサルタント・日本工営JVに5270万円で委託した。プロポーザルには計3者が応募していた。黒川導水路(延長約3キロ)と大芦川導水路(6キロ)の詳細設計を行う。今年3月に同機構が開いた思川開発事業監理協議会の資料によると、導水路の工事費は298億5000万円を見込んでいる。
 計画地は、黒川導水路が栃木県鹿沼市板荷地先、芦川導水路が同下大久保地先。導水量は、黒川導水路が毎秒最大8立方メートル、大芦川導水路が同20立方メートルを見込んでいる。委託業務の内容は詳細設計一式。履行期間は320日間。
 導水路工事は、18年度第3四半期ごろに入札を公告し、19年度第1四半期ごろに契約を結ぶ見通し。導水路・送水路は19年度第2四半期ごろの着工、取水放流工は20年度第1四半期の着工を予定している。
 同事業では、思川の支川である南摩川に南摩ダムを建設して洪水調節を行うとともに、同ダムと黒川や大芦川とを導水路でつなぐことで、流水の正常な機能の維持や水道用水の補給を行う。
 南摩ダムの計画地は鹿沼市上南摩町地先。堤体はコンクリート表面遮水壁型ロックフィルダム(CFRD)で、堤高86・5メートル、堤体積約240万立方メートル。総貯水容量は5100万立方メートルを見込んでいる。ダム本体工事は、19年度第3四半期ごろに入札を公告。20年度第1四半期ごろに契約を結び、20年度第2四半期ごろに基礎掘削や放流設備工事に着手する。
 24年度の試験たん水を予定している。ダムの工事費は344億1400万円を見込む。全体の概算事業費は1850億円。

(日刊建設工業新聞様より引用)