浜松市/下水道コンセッション/優先交渉権者にヴェオリア・ジャパンら6社グループ

 浜松市は21日、市内最大の下水処理区「西遠処理区」(南区松島町ほか)にある処理場とポンプ場の運営権を民間に売却する公共施設等運営権(コンセッション)の優先交渉権者を決定した。ヴェオリア・ジャパンを代表にヴェオリア・ジェネッツ、JFEエンジニアリング、オリックス、東急建設、須山建設(浜松市)で組成するグループを選定。下水道分野で国内初のコンセッション事業になる。
 市と、市の下水道事業へのコンセッション導入を財政・技術両面で支援してきた国土交通省が同時に発表した。
 今後、市はPFI法に基づいて10月までに西遠処理区にある3施設(西遠浄化センター、浜名中継ポンプ場、阿蔵中継ポンプ場)に運営権を設定し、同グループとコンセッション事業の実施契約を結ぶ。来年4月にコンセッション事業を開始する。運営期間は18~37年度の20年間。この間に処理場やポンプ場にある機械電気設備の更新などを行ってもらう。
 市によると、プロポーザル方式で行ってきた今回のコンセッション事業者の選定手続きには、優先交渉権者になった同グループのほか、日立製作所とウォーターエージェンシー(東京都新宿区)で組成するグループも応募していた。200点を満点に設定した提案評価項目のうち、40点を配分した運営権対価の評価でヴェオリアグループが満点(提案額25億円)だったのに対し、日立グループは約19点(提案額非公表)と最も大きな差が付いた。
 今後、国交省は浜松市に行ってきた財政・技術両面での同様の支援を通じ、下水道事業へのコンセッションの導入を計画・検討している宮城県や大阪市、奈良市、神奈川県三浦市、高知県須崎市、山口県宇部市などへの支援に注力する。

(日刊建設工業新聞様より引用)