清水建設/鉄骨溶接と天井ボードビス留めをロボット化/2機種、18年度から現場導入

 清水建設は23日、建設現場で作業員の代わりに溶接などの作業を行うロボット2機種を開発したと発表した。熟練技能労働者の高齢化や人口減少などを背景に、同社は省力化や生産性向上を目的とした建設ロボットの開発に力を入れている。開発したロボットは本年度から順次、現場に導入する予定だ。
 開発したのは溶接ロボットの「Robo-Welder」と、天井ボードのビス留め作業ロボット「Robo-Buddy」。将来的にはこの2機を含むロボットやエレベーター8000台を全国100カ所の現場に導入し、統括連携管理する体制の構築を目指す。
 Robo-Welderは、鉄骨の溶接部位の溝形状をレーザー形状計測で認識。6軸のアームを自在に動かしながら溶接作業を行う。大阪市の高層ビル建設現場で機能を実証中だ。19年度には東京都内の大型現場を中心に稼働させ、20年度からの全社展開を目指す。
 Robo-Buddyは2本6軸のアームを使って天井ボードのビス留め作業を行う。片方のアームで天井ボードを持ち上げて取り付け位置に合わせ、もう一方のアームでボードを下地材にビス留めする。
 これらのロボット導入による省人化率は、地上30階程度の建物の現場でRobo-Welderが79%、Robo-Buddyは78%と試算。17年11月に発表した建設資材の搬送用ロボット「Robo-Carrier」は75%と試算する。3機種全てを導入した場合、工事全体では1・1%の省人化が可能と見込んでいる。
 同社はロボット3機種で溶接、天井、搬送の作業を行う次世代型建築生産システム「シミズ スマート サイト」の構築を進めている。各ロボットはロボット統合管理システムで操作。タブレット端末から送信する作業指示で自律稼働し、作業の省力化による生産性向上が期待される。

(日刊建設工業新聞様より引用)