熊本県八代市/市立病院復旧整備/建替なら事業費最大50億円、17年内めどに方向性

 熊本県八代市は、16年4月の熊本地震で被災し入院病棟を閉鎖している市立病院(妙見町)について建て替えを行う場合の事業費は40億~50億円程度になるとの見込みを明らかにした。市議会の一般質問に中村博生市長が答えた。年内をめどに建て替えや廃止などの方向性を示す。
 市立病院の現在の建物は1969年に完成。老朽化対策が課題となっていたが熊本地震で被災したため入院患者を他の病院に移送し、病棟を閉鎖。現在は仮設の診療棟で外来診療だけを継続している。
 今回明らかにした事業費は一般病床66床、結核病床30床のうち一般病床だけを現在地で建て替えることを想定して試算。建物の設計と工事に医療機器を加えた費用として示した。今後、経営面も含めたより詳細な検討を行い、12月の定例市議会で建て替えや廃止などの方向性を示す。建て替えを行う場合は引き続き基本構想などを策定することになる。
 現病院はRC造4階建て延べ3904平方メートル。12年4月には有識者らの同病院あり方検討会が同病院のあり方に関する提言書を提出。提言書では施設の老朽化などを理由に現施設のまま診療を続けるのは不可能とし、17年度までに黒字経営にした上で早期に建て替えの検討に着手すべきだとしていた。

(日刊建設工業新聞様より引用)