熊谷組/女性活躍推進の環境整備進む/女性管理職比率3・1%に

 熊谷組が取り組む女性の活躍を後押しする施策が実りつつある。15年12月に同社が公表した女性活躍推進法に基づく行動計画で、20年3月までの目標数値を一部、前倒しで達成。11月時点の管理職に占める女性割合は、計画策定前の0・8%から3・1%に増加し、1%台前半とされる業界平均を大きく上回る。
 同社は15年に女性活躍推進プロジェクトをスタート。16年に樋口靖社長を委員長とする「ダイバーシティ推進委員会」を設置し、誰もが生き生きと働き、活躍できる職場づくりを推進してきた。
 女性活躍推進を目的とした主な施策として、女性用作業服の採用、育児休暇など支援プログラムの導入、産休・育休・短時間勤務者向けの相談窓口の設置、エリア限定社員の管理職への登用などがある。
 これらの取り組みがけん引し、11月時点の採用者に占める女性割合は、総合職88人中18人で20・5%(15年10月時点13・2%)、管理職に占める女性割合は1243人中39人で3・1%(同0・8%)、作業所配置の技術系女性は16人(同14人)、女性営業職は4人(同2人)となった。
 女性社員の交流も活発化している。21日に東京都新宿区の本社で女性総合職を対象とした全社女性社員交流会を開いた。昨年は技術職対象だったが、今回は事務職にも対象を広げ、新入社員を除く技術職75人、事務職8人とグループ会社の女性総合職10人が参加した。
 交流会で樋口社長は「ダイバーシティー戦略のうち、女性活躍の推進が一番大きな柱だ。女性に活躍してもらえれば、ダイバーシティーが推進されて生産性が上がり、業績の向上につながる。自信を持って会社を引っ張っていってほしい」とエールを送った。湯本壬喜枝社外取締役をファシリテーターに、社員が参加してのパネルディスカッションも行われた。

(日刊建設工業新聞様より引用)