神奈川県内/大型病院整備計画相次ぐ/横浜市民病院や日本医科大学武蔵小杉など

 神奈川県内で大型病院の整備計画が相次いでいる。横浜市が5月9日に市立市民病院再整備診療棟建築工事の入札を公告したのをはじめ、日本医科大学は川崎市の武蔵小杉キャンパス再開発計画で延べ約6万平方メートルの病院・教育施設を建設する。ほかにも、逗子市で医療法人社団葵会(東京都千代田区、新谷幸義理事長)、湯河原町で地域医療機能推進機構(JCHO)がそれぞれ大型の病院整備を計画中だ。工事の受注競争も激しくなりそうだ。
 横浜市立市民病院再整備診療棟の建設地は横浜市神奈川区三ツ沢西町34の10ほか。建物は診療棟がS一部SRC・RC造免震構造地下2階地上7階建て、利便施設棟がS造地下1階地上2階建て総延べ6万6798平方メートル。設計は佐藤総合計画。工事の一般競争入札(総合評価方式、WTO対象)は7月3日の開札を予定している。
 日本医大の武蔵小杉キャンパス再開発計画は老朽化した武蔵小杉病院と教育施設の建て替え事業。所在地は中原区小杉町1の304の2ほか。再開発区域面積は約4万1730平方メートル。敷地の一部を売却して福祉施設・共同住宅が入る複合施設を建設。売却費を新病院の建設費に充てる。病院・教育施設はRC・S造地下2階地上9階建て延べ約6万0800平方メートル(372床)。病院システムなどの再検討を行うため、着工は当初予定から約2年半遅れの19年秋ごろ、開院は22年春ごろを予定している。
 葵会は逗子市の総合病院事業者に選定された。建設予定地は沼間3の630の13の市有地(敷地面積2万2330平方メートル)。葵会の提案によると、施設はRC造5階塔屋1階建て延べ約1万9500平方メートル。市は18年度中の用途地域変更と都市計画決定を目指して調整中。20年度の開院を想定している。
 JCHOは湯河原病院新病院建設整備事業(移転新築)を計画。設計・施工一括発注方式で6月中に入札を公告する予定だ。計画地は湯河原町中央2の21の旧湯河原中学校グラウンド。新病院の規模は現病院と同じ延べ2・5万平方メートル程度を想定している
 医療法人社団三成会(福島県須賀川市、渡邉一夫理事長)は川崎市の新百合ケ丘総合病院(麻生区古沢都古255の7ほか)にRC造地下1階地上5階建て延べ1万6560平方メートルの新病棟を増築する。増床数は186床。18年2月にも着工し、20年6月の完成を目指す。
 神奈川県厚生農業協同組合連合会(JA神奈川厚生連、竹内仁理事長)は相模原協同病院の移転新築工事に着手した。建設地は相模原市緑区橋本台4の1711の4。職業能力総合開発大学校相模原キャンパス跡地の一部で、新病院は延べ4万平方メートル規模を想定。現在、既存施設を解体中で、解体工事の監理は久米設計、施工は鹿島が担当している。

(日刊建設工業新聞様より引用)