福井市/文化会館再整備/建替方針決定、17年度に民活可能性調査業務発注へ

 福井市は、老朽化に伴い再生整備を計画している文化会館(春山2の7の1)について、建て替える方針を固めた。現在地建て替えか移転新築かは未定。施設整備にPFIなど民間活力導入を検討しており、17年度当初予算案に可能性調査委託費など13百万円を計上した。着工時期などの詳細は決まっていないが、22年度までの開館を目指す。基本構想・基本計画策定支援業務をシアターワークショップが担当している。
 現在の文化会館は、市制80年、第23回国民体育大会の開催などを記念して68年4月に開館。著名な演奏家のコンサート会場や連合音楽会や学校祭など、各種発表の場として多くの市民に親しまれてきた。規模はSRC造地下1階地上4階建て延べ5439平方メートル。座席数1162席を備えたホールのほか、応接室や会議室、楽屋などがある。
 建設から50年近くが経過しており、耐震性能の不足や施設本体・設備の老朽化が進む。市は再整備の基本構想・基本計画策定に当たり、学識者らで構成する委員会を立ち上げ、文化会館の機能や整備手法などの検討を重ねてきた。
 2月にまとめた基本構想案では、コスト面や機能不足の改善、耐用年数などを総合的に判断し、「移転新築を含む建て替え」による再整備を基本に検討を進める方針を示した。具体的な施設規模などは未定だが、ホールや練習室・会議室、展示スペース、交流スペース、駐車場などを設ける予定。ホールは現施設の利用状況や需要、市内の類似施設との機能・用途の分担を考慮して舞台芸術に重点を置き、音楽での利用性能を向上させる技術を取り入れたホールとする方針だ。
 17年度は基本計画の策定に取り組むとともに、民間活力導入可能性調査に新規着手する。

(日刊建設工業新聞様より引用)