福井市/文化会館建替/移転候補地は東公園に、大ホールは2000席想定

 福井市は、老朽化に伴い建て替える文化会館(春山2丁目)について、東公園(豊島2丁目)を移転候補地とする方針を固めた。市は計3カ所の市有地を候補地とし、民有地の活用も含めて検討を進めてきたが、このほど開かれた基本構想・基本計画策定委員会で、JR福井駅から近く、十分な敷地を確保できる東公園を適地とすることが決まった。現施設の2倍程度となる約2000席の大ホールなどを検討しており、22年度の開館を目指す。
 現在の文化会館は、市制80年、第23回国体の開催などを記念して68年4月に開館。著名な演奏家のコンサートや連合音楽会、学校祭など各種発表の場として市民に親しまれてきた。施設規模はSRC造地下1階地上4階建て延べ5439平方メートル。座席数1162席を備えたホールのほか、応接室や会議室、楽屋などがある。建設から50年近くが経過し、耐震性能の不足や施設本体・設備の老朽化が進む。
 市は再整備の基本構想・基本計画策定に当たり、学識者らで構成する委員会を設置。候補地や導入機能、整備手法などの検討を重ねている。6月に開かれた第5回委員会では、市が建設候補地として▽現在地(敷地面積約5210平方メートル)▽東公園(約3万1000平方メートル)▽福井縦貫線代替用地(約2万9710平方メートル)-の市有地3カ所を提示。民有地を含めて再検討することとしていた。
 今月6日に開かれた委員会では、市が交通アクセスや敷地面積、北陸新幹線福井開業までの整備などを総合的に判断した結果、要件を満たす民有地の候補がなかったと説明。JR福井駅から徒歩圏内(約500メートル)に位置し、敷地面積や公共施設との近接性などでも評価が高かった東公園を候補地とすることになった。
 施設の詳細は未定だが、新幹線開業も見据え、全国規模の大会やフォーラムなどに対応できる2000席程度の大ホールや、小ホール(300席程度)、リハーサル室、練習室、アトリエ、会議室などを想定している。
 基本構想・基本計画策定支援業務をシアターワークショップが担当。

(日刊建設工業新聞様より引用)