福島市/公設卸売市場再整備/総延べ4・4万平米、現在地で大規模改修

 ◇18年度以降に基本構想策定へ
 福島市は、老朽化した公設卸売市場を現在地で再整備する方針を決め、整備計画の作成に着手した。総延べ4万3875平方メートルの古い建屋や設備機器を段階的に改修する予定。6月に有識者や市場利用者らを交えた検討会を立ち上げ、改修計画を具体化する作業に乗り出した。市は市場の経営計画(計画期間18~22年度)を本年度内にまとめ、国・県に提出。経営計画を基に、来年度以降、改修基本構想の策定に着手する。
 所在地は北矢野目樋越1。東北自動車道福島飯坂インターチェンジ付近に位置している。現施設は築約45年が経過し老朽化が著しい。
 市は市場の改築も視野に入れていたが、建て替える場合、市場利用者の利用料負担が増すことから、大規模改修を施し、利用を継続することにした。
 昨年度、新市場の建設に向けた検討調査業務をオリエンタルコンサルタンツに委託した。調査結果を踏まえ、建て替えではなく改修する判断を下した。
 場内には、約11ヘクタールの広大な敷地に青果部、水産物部、花き部が配置されている。施設の内訳は、青果棟(卸売場、仲卸売場)がRC造2階建て延べ1万6361平方メートル。水産棟(同)がRC造2階建て延べ7838平方メートル。
 花き棟(同)がS造平屋1768平方メートル。管理棟(事務所)がRC造2階建て延べ1030平方メートル。
 市場関係者からは、現在地での再整備を求める声が多く上がっていた。
 現市場は建屋や冷蔵庫などの設備が老朽化していることに加え、東日本大震災を契機に防災機能を高める必要性が認識された。
 20年度にフロンの生産が中止されることに伴い、既存の冷蔵庫棟を入れ替える必要が生じることもあり、市や市場関係者は更新を急いでいる。
 同市場の卸売業者数は青果部、水産物部、花き部いずれも1社。仲卸業者数は青果部11社、水産物部3社、花き部2社など。このほか17の事業者が関係している。

(日刊建設工業新聞様より引用)