福島県/ふくしま復興再生道路整備/288号野上小塚工区、2月議会案件で発注へ

 福島県は、東日本大震災の復興事業として整備を進めている「ふくしま復興再生道路」のうち、大熊町内の国道288号でバイパス整備に着手する。計画地の同町西部は原発事故に伴う「避難指示解除準備区域」に指定され、指示解除に向けて検討が進んでいる。県では本年度内の着工を目指し、2月議会案件としてWTO対象の一般競争入札を行う予定だ。
 「ふくしま復興再生道路」整備事業では、避難区域を抱える県東部の浜通りの復興を加速化するため、内陸部の中通りを結ぶ国道114号や国道288号、国道349号、県道原町川俣線など8路線(29工区)を対象に、バイパス化や現道の拡幅などを重点的に進めている。県は平成30年代前半までの完成を目指している。
 国道288号は同県郡山市と双葉町を結ぶ延長約78キロの路線。復興再生道路として三春西バイパス(郡山市西田町~三春町貝山、延長3・5キロ)や玉ノ湯工区(大熊町野上、0・5キロ)など3工区がこれまでに開通し、現在は船引バイパス(田村市船引町、6・6キロ)が一部供用区間(約1・9キロ)を除いて整備中。
 本年度からバイパス整備に着手するのは、田村市との市町境に近い野上小塚工区(大熊町野上)。延長は2・2キロ。区間内にトンネル1本と橋梁3カ所が計画され、予備設計が進んでいる。現道は幅員が狭く、車両のすれ違いが困難なことから、14年度に事業着手した。
 発注を予定しているのは「国道288号道路橋りょう整備(再復)工事(トンネル)」。
 工事内容はトンネル工1126メートル、橋梁下部工3基、道路改良工140メートル、幅員8メートル。道路改良区間は工事用道路としても利用する。12月に入札を行い候補者を選定、2月議会での承認後に工事契約を結ぶ。工期は37カ月。

(日刊建設工業新聞様より引用)