空室に電子錠を本格導入

 
業務効率化に向けITサービス模索

主に法人所有で富裕層向けの賃貸物件を120棟5000戸管理する三菱地所リアルエステートサービス(東京都千代田区:以下、三菱地所リアル)は今夏以降、ライナフ(同)が販売する電子錠『Ninja Lock(ニンジャロック)2』を本格的に導入する。

仲介店が管理会社の店舗に出向いて鍵を受け取る手間が不要になることのほか、管理会社が営業していない夜間や休業日に他社仲介会社が入居希望者を案内できる仕組みで、成約機会を増やしたい狙いがある。まずは空室となっている200戸から順次取り付けを開始する。

親会社の三菱地所(同)は昨年1月20日にライナフに出資しており、三菱地所リアルはライナフが販売している電子錠『ニンジャロック』を管理物件の1棟のみ、仲介会社に限定して試験的に導入している。今回本格稼働させるのはニンジャロックの改良により、多様な錠前に設置が容易になったためだ。

三菱地所リアルはITサービスを取り入れた業務効率化を積極的に推進しており、今回の導入もその一部。5月下旬には12人の社員が欧米へAIの導入事例の視察にも行っている。ほかに契約書類や竣工図面の確認などこれまで紙で行ってきたものをタブレット上で完結させるシステムはすでに導入しており、8月からはビッグデータ解析などのIT技術を用いたサービス展開をするイタンジ(東京都港区)のサービスも試験導入し、物件の確認や内覧予約を自動化する予定。

田島穣社長は「ITの積極導入でオーナーへのサービスの質を向上させていき、早期に1万戸体制を目指していきたい」と語った。

(全国賃貸住宅新聞様より引用)