若築建設/女性技術職対象に社内現場見学会開く/9人参加、他現場の工夫学ぶ

 若築建設は、12~13日の2日間にわたり、本支店に勤務する女性技術職を対象とした社内現場見学会を首都圏で開いた。普段勤務する職場を離れ、工事の最前線や他の現場に触れることで、新たな気付きや工夫を持ち帰ってもらうのが狙い。意見交換を通じて横のつながりも深めてもらった。女性対象の見学会の開催は昨年に続き2回目。
 今回は対象を技術職に絞り、東京本社のほか、東京、名古屋、九州の各支店から現場管理や設計などを担当する女性技術職9人が参加した。五百蔵良平社長は「若築の女性職員の歴史はまだ浅いが、各持ち場で仕事にまい進されていると思う。現場にはそれぞれの特徴がある。良いところを持ち帰ってほしい」と一行を送り出した。
 1日目は「防大理工学館A棟新設工事」(神奈川県横須賀市)、2日目には「新港ふ頭9号岸壁整備工事(その5・下部工)」(横浜市中区)、「京葉道路鬼高PA休憩施設新築工事」(千葉県市川市)を見学した。
 2日目の見学では最初に、横浜市が進める大型客船ターミナル整備の一環として整備される岸壁工事の現場を訪問。鋼管矢板の製作・打設のほか、裏込め石の設置など、工事の進め方について説明を受けた後、今後施工する鋼管矢板の打設に向けた陸上部の仮設構台の組み立ての様子などを見て回った。
 続く高速道路の現場では、人工地盤下で進むトイレ棟のALCの建て込み作業などを見学した。どちらの現場でも、気になったことや分からないことがあると、現場の担当者に積極的に質問する姿が目立った。
 東京都目黒区の東京本社で行われた総括では、参加者が一人ずつ感想を発表した。現場管理を担当している人からは、「敷地に制約がある中、少ない人数で効率良く作業を進めていた」「ヘルメットなどの道具を置く場所が工夫されていたので参考にしたい」など、自分の現場と比較しての意見が相次いだ。
 設計を担当する人からは「普段は図面上だが、実際に工事の進む現場で実物を確認できてよかった」という感想が出た。複数の人から「見学会を通じて離れていても相談し合えるつながりができた」と見学会を評価する声も上がった。
 「女性用トイレがきれいに整備されていた」と女性の視点からの指摘や、「次回の見学会では、実際に女性技術者が働いている現場を訪ねてみたい」との提案もあった。

(日刊建設工業新聞様より引用)