西日本高速会社、三井住友建設/超高耐久床版開発/鋼材不使用で腐食排除

 西日本高速道路会社と三井住友建設は29日、高強度繊維補強コンクリートとアラミドFRP(繊維強化プラスチック)ロッドを使用する超高耐久床版「Dura-Slab」を開発したと発表した。材料に鉄筋やPC鋼材を使わないため、さびによる腐食劣化の心配がない。耐久性の向上と維持管理費用の削減が期待でき、床版取り換え工事などでの適用を見込む。
 Dura-Slabは、設計基準強度1平方ミリメートル当たり80ニュートンの高強度繊維補強コンクリートを使用することで鉄筋の配置をなくした。PC鋼材の代わりにアラミドFRPロッドを使用してプレストレスを掛けることで、さびによる腐食劣化の可能性を取り除いた。
 間詰め部を小さくしアラミドFRPロッドで橋軸方向にPC床版相互を連結する構造としているため、床版厚を約2割薄くできる。床版の軽量化が可能になり、既設桁の疲労に対する耐久性向上や床版取り換え後の耐震性アップが期待できる。
 高速道路のリニューアルプロジェクトをターゲットに床版取り換えなどの部材として、飛来塩分や凍結防止剤散布による鋼材の腐食環境が厳しい本線構造物での適用を目指す。

(日刊建設工業新聞様より引用)