西松建設/ばっ気処理装置活用のジオキサン除去技術確立/微細気泡と酸化剤併用

 西松建設は23日、高効率ばっ気処理装置を用いたジオキサン除去技術を確立したと発表した。既存のばっ気処理装置に、同社が開発したばっ気処理装置と酸化剤添加槽を追加するだけで、従来のばっ気処理方法で1、4ジオキサンを除去できる。ばっ気処理工法をベースにしているため、1、4ジオキサンとVOC(揮発性有機化合物)を含有する混合汚染水にも適用できる。
 1、4ジオキサンは、優れた洗浄力を持つため液晶や半導体製造時の洗浄剤などに広く使われているが、発がん性を有する疑いがあり、土壌環境基準が設定されている。水と無制限に混和し揮発性が低いため、ばっ気処理法では除去が難しい。現状では強力な化学分解処理法によって処理されているが、大掛かりな装置と高いコストが必要で、容易な除去方法の確立が求められている。
 今回確立した技術は、同社が昨年度に開発した微細気泡を用いたばっ気処理装置と、ばっ気処理槽への酸化剤添加による酸化分解処理を併用したもの。既存のばっ気処理装置に、同社が開発したばっ気処理装置と酸化剤添加槽を追加するだけ。
 1、4ジオキサンは、ばっ気処理または酸化剤添加単独の処理では除去が難しいが、微細気泡によるばっ気処理は1、4ジオキサン以外のVOCを処理し、揮発性を高めることで酸化反応効率を向上さで、酸化剤による1、4ジオキサン処理を効率化する。実験では、同技術による2時間の処理で1、4ジオキサンの50%除去を達成した。
 今後は酸化剤の種類や添加方法、添加量、処理温度などの詳細な検討を進めながら改良を加え、実用化に除去立のさらなる向上を図る。

(日刊建設工業新聞様より引用)