西松建設/現場管理にウェアラブルグラス活用/ハンズフリーで作業効率化

 西松建設は22日、現場管理業務へのウエアラブルグラスの活用検証を開始したと発表した。眼鏡型のウエアラブル端末のため、ハンズフリーの状態で音声と映像を同時共有できることから、図面などの書類と現場状況を同時に確認しながら遠隔地と通信できるようになる。土木、建築それぞれの現場で試験使用しながら、安全管理や点検検査、現場経験の少ない若手職員の業務支援など活用の範囲を広げていく方針だ。
 同社は14年から、タブレット端末を活用して現場と事務所、本支社間で音声・映像をリアルタイムで共有し、遠隔地間での現場状況の確認や作業指示を行うなど現場管理業務の省力化・効率化を図っている。
 ただ、タブレット端末の操作中は手がふさがるため、通信しながら手元の図面と現場の照合や、遠隔地からの指示を受けながら作業することが難しい。こうした課題を解決するため、6月から土木、建築それぞれの現場でウエアラブルグラスの試験使用を行っている。
 試験使用した現場からは「ヘルメットに取り付けたい」「長時間使用したい」「手袋をしていても操作できるようにしたい」などの声が上がり、実際にウエアラブルグラスをヘルメットに装着するなど、現場の意見を踏まえた改良を重ねている。
 今後はトンネル工事現場や地下など通信環境が不安定な箇所でも利用できるよう、移動可能なWi-Fi中継局などの通信環境整備について検証し、来年度以降の本格導入を目指す。

(日刊建設工業新聞様より引用)