通信設備工事大手3社/17年4~9月期、全社が増収増益/モバイル関連受注伸びる

 通信設備工事大手3社(コムシスホールディングス〈HD〉、ミライトHD、協和エクシオ)の17年4~9月期決算が7日、出そろった。NTTグループ関連と、その他モバイル通信関連の工事が堅調に推移したことで全社が増収増益。営業利益は、コムシスHDとミライトHDが、前年同期と比べ、2桁の伸び率となるなど大きく伸長した。受注高も全社が前年同期を上回り、今後の増収が見込まれる。
 売上高は、コムシスHDとミライトHDが前年同期と比べて10%以上伸びたほか、協和エクシオも7・5%増となった。3社ともNTT関連の工事が好調だったのに加え、スマートフォンやタブレットなどの情報通信端末の利用拡大に伴うネットワーク構築の工事が堅調に推移し、増収につながった。
 各社の売上高を見ると、コムシスHDは、NTTグループ以外の通信事業者(KDDI、ソフトバンクなど)のNCC(ニュー・コモン・キャリア)設備事業が前年同期比21・7%増となったほか、NTT設備事業も好調だった。ミライトHDは、NTT事業が441億円(前年同期比13・7%増)と増加したのに加え、モバイル関連のマルチキャリア事業が358億円(24・7%増)と大きく増加した。協和エクシオもNCC事業が32・5%増となり、売上高を押し上げた。
 受注高(連結)は、3社ともNTT関連が微減となったが、さらなる増加が見込まれるモバイル関連工事の受注が前年同期に比べ大きく伸びたことで、全社が増加した。
 各社の受注高の内訳を見ると、コムシスHDはNTT設備事業が5・6%減の947億円となったが、NCC設備事業が40%増の171億円、社会システム関連事業が30・6%増の517億円と増加。ミライトHDはNNT事業が3・9%減の465億円となったが、マルチキャリア事業が25・1%増の473億円と大幅に増えた。協和エクシオも、NTTグループ関連の事業が減少したものの、NCC事業が43・7%増の161億円、都市インフラ事業が8・4%増の386億円と大きく伸びた。

(日刊建設工業新聞様より引用)