那覇空港拡張整備促進連盟/那覇空港中長期構想を策定/滑走路間にターミナルビル移設

 沖縄県内の経済団体で構成する那覇空港拡張整備促進連盟(会長・石嶺伝一郎県商工会議所連合会会長)は、那覇空港の将来の旅客需要増加に対応するための施設整備の提案を盛り込んだ「那覇空港中長期構想」=イメージ図=をまとめた。沖合に整備中の第2滑走路と現在の第1滑走路の間を埋め立て旅客ターミナルビルを移設。これと一体的にホテルやコンベンション施設などを整備し、ローディングスポット(乗降のための駐機場)の数を現在の約1・5倍に増やすなどとした。今後、国などへの要望活動を本格化する。
 構想によると2030年には那覇空港の旅客数は国内線・国際線合わせて16年の1・6倍に当たる3200万人まで増加すると予想されるが、現ターミナル地域は手狭なため需要の伸びに応じた施設の拡張が難しい。
 第2滑走路が供用すれば離着陸回数は現在の1・17倍に増えるものの、現在のターミナルの位置では第2滑走路を使う航空機は第1滑走路を横切らなければならず、2本の滑走路の能力を最大限生かし切れない。
 これらの課題解決のため、第1・第2滑走路間の海域を新たに埋め立てることで用地を確保し、2本の滑走路を効率的に運用できる位置に旅客ターミナルビルを移転する。
 新たなターミナルビルと一体的にホテルや商業施設、コンベンション施設、レンタカーステーションなどの機能を導入。モノレールやアクセス道路、離島へのフェリーターミナルなどの2次交通の再整備や人工ビーチの整備も行う。ローディングスポットの数は現民航地域より19カ所増の62カ所を見込む。
 整備促進連盟では構想を基に、本年度中に国に対する要望活動を行うとしている。

(日刊建設工業新聞様より引用)