鉄建建設、東宏/連続ベルコンの昇降装置開発/チェーンブロックで安全・簡単に

 鉄建建設と土木資材商社の東宏(札幌市東区、小林雅彦社長)は17日、山岳トンネルで用いる連続ベルトコンベヤーの昇降装置を開発したと発表した。高所作業車などでの作業を必要とせず、地上でチェーンブロックを操作するだけで、簡単にベルトコンベヤーの高さを調節できる。自社で施工する2現場のほか、他社施工の4現場で採用されている。
 連続ベルコンは通常、トンネル坑内全線にわたって設置されるため、低い位置に設置した場合には、ターンテーブルの設置箇所や資材置場、インバート施工箇所などで部分的、一時的に高さを調節する必要が生じる。高い位置に設置した場合には、つりアンカーでトンネル天井付近から支持するが、防水シート施工区間ではつりアンカーがシートを貫通するため、ベルコンを下げて地上からの支保工などに支持替えすることが必要になる。
 トンネル掘削では、施工区間が前進していくため、ベルコンの昇降作業が一定の間隔で発生する。こうした昇降作業は従来、ベルコンを4トントラッククレーン車でつりながら、高所作業車を用いて作業員がベルコンの受け架台を取り外したり、取り付けたりしながら行っていた。
 今回開発した昇降装置は、ベルコンを支える支保工に設置したらチェーンブロックを地上で操作するだけで、連続ベルコンを昇降させることができる。高所での受け架台の設置作業がなくなるため、作業の省力化が図られ、安全性の向上にもつながる。ベルコンの稼働量は1・2メートルと1・4メートルの2タイプがある。
 現在、鉄建建設が施工する「北海道新幹線、昆布トンネル(桂台)他」「北陸新幹線、武生トンネル他」の2現場で採用しているほか、他社が施工する北海道新幹線の4現場でも使用されている。今後の他社施工を含めた長大トンネルでの採用を積極的に提案していく。

(日刊建設工業新聞様より引用)