長崎県諫早市/諫早駅東地区再開発/特定建築者に大京

 長崎県諫早市は、諫早駅東地区第2種市街地再開発事業の再開発ビル「II棟」の実施設計や工事、保留床取得などを行う特定建築者の公募で有識者らの審査委員会が大京を選定したと公表した。このほど委員会から答申を受けた。今後、答申に基づき特定建築者に正式決定し、今月中にも基本協定を締結する。
 同事業では施行者である市に代わり特定建築者が特定建築物を建設。完成後の権利床部分は権利者、特定建築者が取得する保留床は特定建築者に帰属する。権利床部分の建設費は市が支払う。敷地は市が取得した後、保留床部分の所有を目的とする敷地共有持ち分を特定建築者に売却する。
 今回の募集対象の特定建築物は施行区域北側の敷地約3720平方メートルに計画しているII棟。「II棟-1」は16階建てで1階に商業施設や業務施設、住宅の一部、2階以上に住宅を設ける。「II棟-2」は6階建てで駐車場を中心とし、1階の一部に商業施設、業務施設、交番などを設ける。
 市によると同社ではII棟-1については市の想定より住宅の戸数を増やし105戸、規模は延べ約8900平方メートルを提案。II棟-2の駐車場は約160台収容で延べ約6000平方メートルの規模を提案した。審査講評によると同社の事業提案はバルコニーの緑化計画やバリアフリーへの配慮、建物の軽量化に向けた工法の採用によるコスト削減などが評価された。
 再開発の施行区域は永昌町、永昌東町の各一部約1・9ヘクタール。再開発ビルにはホテルや業務施設、商業施設、自由通路、鉄道・バス待合所、交流広場、住宅、商業施設、駐車場などを設け全体規模は延べ約2万4000平方メートル。I棟、II棟で構成する建物のうちI棟は1工区を松尾建設の施工で今夏に着工しており、残る2工区を18年度に工事発注し19年度の完成を目指す。II棟は18年度末にも着工し20年度の完成を予定している。

(日刊建設工業新聞様より引用)