静岡県交通基盤部/ICT活用工事の試行方針改正/対象に舗装工と浚渫工追加

 静岡県交通基盤部は、ICT(情報通信技術)活用工事の試行方針を改正した。適用対象工事に新たに舗装工と浚渫工を追加。土工と同様、3次元(3D)起工測量から3Dデータ納品まですべてのプロセスでICTを全面的に活用するが、舗装工については「ICT建設機械による施工」を実施するかどうかは受注者の選択制とした。土工、舗装工、浚渫工ともICT活用は受注者が希望した場合に実施する。県は今月末にもモデルの対象工事を公表する予定。改正試行方針は7月1日から運用する。
 対象工事は、▽土工=土工量1000立方メートル以上で河川土工、海岸土工、砂防土工、道路土工、港湾土木の土工を含む工事▽舗装工=舗装面積2000平方メートル以上で舗装工、付帯道路工を含む工事▽浚渫工=港湾浚渫工を含む工事-とし、県は条件を満たすすべての工事を選定しモデルとして公表する。
 活用範囲は、土工と浚渫工は3D起工測量、3D施工データ作成、ICT建機による施工、3D出来形管理などの施工管理、3Dデータ納品のすべての施工プロセス。浚渫工は3D起工測量、3D数量計算、3D出来形管理などの施工管理、3Dデータ納品のすべての施工プロセス。このうち、舗装工のICT建機による施工については、小規模工事ではメリット創出が難しいなどの理由で、実施の有無は選択可能にした。
 ICTを活用する工事については、3月に試験運用を開始した3Dデータ保管管理システムを活用するほか、3Dデータのオンライン納品も実施したい考えだ。中小規模の工事に対応した「静岡モデル」の構築に向けガイドラインの作成も検討する。

(日刊建設工業新聞様より引用)