高砂熱学工業/アルミ配管用の機械式継ぎ手開発/重さ銅の3分の1、作業員の負担軽減

 高砂熱学工業は5日、東尾メック(大阪府河内長野市、東尾清吾社長)と共同で、アルミニウム製の冷媒配管同士をつなぎ合わせる機械式継ぎ手「アルミおっぞんくん」=写真=を開発した。アルミ配管は、一般的な銅配管に比べて3分の1と軽量なため、施工時の作業員の負荷軽減につながるほか、コスト低減にも寄与するという。高砂熱学工業は今後、アルミ配管の導入を進めていく方針で、新開発の継ぎ手は販売も視野に入れている。
 アルミ配管は、これまで冷媒配管に使用されてきた銅配管に比べ、3分の1の重さで、施工時の作業員の負荷が軽い。コスト面では、銅が1キロ当たり約600円なのに対し、アルミは約200円と低価格で、全体のコストが抑えられるという。加えて、電気自動車の急速な普及により電池に使用される銅の需要が、2027年には約9倍になると予測されていることもあり、価格変動が少ないアルミへの切り替えが課題になっている。
 新開発した機械式継ぎ手は、配管同士をつなぐ際、モンキーレンチを使うだけで施工が可能。アルミ配管同士をつなぎ合わせるタイプと、アルミ配管と既設の銅配管をつなぐ2タイプがある。
 10月には、高砂熱学工業のグループ会社の日本設備工業札幌支店で、空調設備の更新に合わせ、全ての冷媒管にアルミ配管と同機械式継ぎ手を導入。設備のモニタリングを通じて、実用化に向けた知見の蓄積や、技術の高度化を進めている。
 同機械式継ぎ手は、2018年2月27日~3月2日に千葉市美浜区の幕張メッセで開かれる「HVAC&RJAPAN2018(第40回冷凍・空調・暖房展)」に出展し、来場者にアピールしていく。

(日刊建設工業新聞様より引用)