鹿島/ディスクローラーカッター交換、シールド機内から可能に/大深度で補助工法不要

 鹿島は、主に硬質岩盤の掘削に用いるディスクローラーカッターをシールド機内側から交換する技術を開発した。交換方法にカッターホルダースライド方式を採用することで土砂の流入を抑制。高水圧の大深度地下でも補助工法なしで交換できる。大深度・高水圧下の岩盤、巨れきや玉石混じりの地盤など厳しい施工条件が想定される山岳部での適用を積極的に提案する。
 摩耗したディスクローラーカッターを油圧ジャッキでカッターホルダーごとカッタースポーク内に引き込む。従来の回転方式に比べ、交換時の土砂流入量を抑えられる。取り込んだ後は、カッタースポーク内に設置した止水ゲートを閉め、切羽からの地下水流入を防止する。1日に約4カ所のディスクローラーカッターを交換できる。カッターホルダーに内蔵された摩耗計測器や回転検出器のデータを基に交換計画も作成でき、交換回数を最小限に抑えることも可能になる。
 地盤改良や薬液注入などの補助工法が必要なくなるため、大幅な工期短縮と工事費縮減につながるほか、カッターの摩耗によるシールド機の掘進停止リスクを回避できる。
 開発に当たっては、川崎重工業の協力を得て、同社播磨工場で最大深度約100メートル、最高水圧約1メガパスカルの模擬条件で実証実験を実施。狭い空間での交換作業の安全性や、被圧水下での止水性を確認した。

(様より引用)