16年の建設業入職者数、4・7万人減23万人/女性新卒は3300人増/厚労省

 厚生労働省がまとめた16年(1~12月)の主要産業別の雇用動向調査結果によると、建設業に入職した人の数は年間で約22・6万人だった。前年よりも約4・7万人減ったが、離職した人の数(約21・9万人)との比較ではやや上回った。建設業の新たな担い手として官民を挙げて推進している女性の入職は、新卒を中心に前年を400人程度上回る約1・5万人となった。
 雇用動向調査は建設業を含む主要産業16業種で5人以上が働く事業所を対象に行っている。
 16年の建設業の入職者数に関する調査結果の内訳を見ると、直近で1年以上の未就業期間が続いていた新規の入職者は約6・9万人(前年約7・8万人)。このうち、新卒の入職者は約3・7万人(約5・4万人)だった。いずれも前年を下回ったが、入職者数と離職者数との差し引きでは入職者数の方が7300人程度上回った。
 建設業の女性入職者は全体で前年を400人程度上回り、新卒に限ると3300人程度上回る約9800人となった。国土交通、厚生労働両省や建設業界などが連携して進めている女性の入職促進策が着実に進展している結果とみられる。
 一方、16年の建設業の離職者数は、前年との比較では約4・6万人減った。
 入職者数が離職者数を約18万人下回った製造業などの産業もある中、厚労省は建設業の雇用状況について、「他産業と比べても良い環境にあるとみてもいいのではないか」(政策統括官付参事官付雇用・賃金福祉統計室)と分析している。

(日刊建設工業新聞様より引用)