2級施工管理技術検定/建築の年2回試験に2・2万人受験/国交省

 建設業法に基づく施工管理技術検定で、2017年度から年2回行われる2級学科試験のうち、「建築」の受験予定者数が延べ約2万2700人となった。このうち高校生(17、18歳)から受験できる「学科のみ」試験は延べ1万1600人と過去最多で、前年度の1・5倍に増えた。建設業への若手の入職促進と定着を図るため、国土交通省が実施した若年層の受験機会の拡大策が効果を発揮した形だ。
 国交省は若年層の受験者が多い2級学科試験について、16年度から高校(指定学科)3年生・卒業生が対象の「学科のみ」試験を17歳で受験できるよう要件を緩和。この結果、すべての種目で受験者数が前年度を上回り、工業高校の受験・合格者数も増加傾向にある。
 17年度からは「土木」種目のうち「土木」と、「建築」種目のうち「建築」の2種別で試験を年に2回実施。試験日は土木が10月と18年2月、建築が6月と11月となる。これにより高校在学中に各種別の学科試験を4回受験できる。
 建築の2回目の申し込みを締め切ったことから、国交省は受験予定者数の速報値をまとめた。それによると、建築の2級試験全体(建築、躯体、仕上げの計3種別)の受験予定者数は約3万6500人。うち種別の建築は、1回目(確定値)が3356人、2回目(速報値)が約1万9300人の延べ約2万2700人となった。2年連続で2万人を超えるとともに、制度を導入した初年度(1983年、約4万2400人)に次ぐ2番目の人数となっている。
 若年層の受験機会が広がった「学科のみ」試験は、1回目が3356人、2回目が約8200人の延べ1万1600人。高校3年から受験可能な「学科のみ」試験が導入された06年度以降で最多となった。17歳から受験が可能となった16年度(7942人)と比べても1・5倍に伸長。若年層の受験予定者が増加しており、国交省は「(年2回化の)期待していた効果を発揮している」(建設業課)とみている。
 技術検定は、監理技術者や主任技術者になれる国家資格「施工管理技士」を取得するための試験。土木、建築、管工事、電気工事、建設機械、造園の6種目それぞれに1級と2級があり、学科試験と実地試験で構成する。近年は受験者数が減少。受験者・合格者の平均年齢も上昇傾向にあるため、国交省は求める技術力の水準は維持しつつ、若年層の受験機会の拡大や受験要件の緩和を進めている。

(日刊建設工業新聞様より引用)