4~6月のアス合材製造量、9・8%増/工場稼働率は依然低迷/日合協

 日本アスファルト合材協会(日合協)がまとめた会員企業の17年度第1四半期(4~6月)のアスファルト合材製造量(速報値)は、前年同期比9・8%増の821万トンとなった。増加は4年ぶりで、全国10地区すべてで前年同期の水準を上回った。ただ工場稼働率の全国平均は30・3%(前年同期27・4%)と低迷したままで、「繁忙感はまったくない」(日合協)と、危機感を強める会員企業が少なくない。
 800万トンを超えたのは3年ぶり。製造量は4月以降は毎月前年を上回っている。内訳は、新規材が13・8%増の197万トン、再生材が8・6%増の623万トン。一部の大手企業は営業停止処分の影響で期初の手持ち工事が少なかったが、短工期の工事が進ちょくし、製造量を押し上げた。新規材の製造につながる高速道路や国道などの工事で目立った大型案件がなく、前年同期の製造量が少なかったことも増加要因になったとみられる。それでも一般道向けの再生材の製造量が増加し、需要は回復傾向にあるとの見方が出ている。
 10地区のうち、製造量が最も多かったのは関東で3・6%増の230万トン。都道府県別では増加が34道府県、減少が13都県。熊本、大分は地震被害の復旧工事が多く、製造量はそれぞれ68・8%増の24万トン、33・5%増の12万トンとなった。熊本の増加率は全国で最大だった。
 製造量が増加したことで、工場の稼働率も10地区すべてで上昇したが、北海道(稼働率23・5%)、近畿(26・5%)、中国(25・5%)、四国(25・1%)、九州(29・8%)、沖縄(22・7%)の6地区は20%台にとどまった。

(日刊建設工業新聞様より引用)