アドバンスト・メディア/音声認識を施工管理に活用/プラットフォーム開発

 音声認識ソリューションの開発などを手掛けるアドバンスト・メディアは22日、音声認識を活用した建築工程管理のプラットフォームを開発し、9月1日からサービスを提供すると発表した。工事図書の保存・管理・確認、配筋検査、配筋写真の撮影・管理、建築仕上げ検査管理などを、iPhoneやiPadから行える。文字は音声で入力でき、手書き作業と比べ、作業時間を約40%削減することが可能という。初期費用は無料、月額4960円から。
 開発した「AmiVoice(アミボイズ)スーパーインスペクションプラットフォーム」は、音声認識を活用したサービス。検査した配筋や建築仕上げなどの状況を、音声入力と写真で簡単にデータ化できるのが特徴だ。
 アプリに読み込んだ図面から点検・検査場所を選択し、検査箇所の指摘事項や検査コメントを話すだけで、簡単に記録が作成できる。テキストに加え、iPhoneやiPadのカメラで写真を撮影し、テキストデータと共に保存することができる。
 入力したデータは、クラウド上のサーバーで一元管理するため、会社全体での素早い情報管理・共有・作業が可能となる。パソコンのブラウザー上から、各検査情報のデータ検索・並べ替え・Excel化・PDF化ができるので、協力会社別など細かい帳票のデータ出力も簡単に行える。
 クラウド上には、図面や作業指示書、マニュアル、色見本など、さまざまなデータが保存されており、現場や事務所ですぐに確認できる。iPhoneやiPadがあれば、膨大な書類を持ち歩くこともなくなるという。
 アミボイズスーパーインスペクションプラットフォームを活用し、70戸のマンションの新築工事現場で実証実験を行ったところ、残業時間を配筋検査・配筋写真管理で240時間、仕上げ検査で225時間削減できたという。これを金額に換算した場合、約90万円(残業代1900円で計算)の削減につながると試算している。
 同社は、作業時間の短縮に伴うコスト削減や、働き方改革に寄与するメリットをゼネコンなどにアピールし、年間100件の導入を目指す。

(日刊建設工業新聞様より引用)