オリコンサル/慶応元年創業の酒造店を子会社化/神奈川県開成町で醸造所建替着手

 オリエンタルコンサルタンツは28日、神奈川県開成町にある慶応元(1865)年創業の酒蔵「瀬戸酒造店」の全株式を取得して子会社化した。神奈川県開成町の地域活性化を支援する取り組みの一環。同店による自家醸造再開に向けて27日に現地で醸造所建て替え工事に着手した。来年1月の完成を目指す。
 瀬戸酒造店は、最盛期には600石を製造していた神奈川県内の老舗の造り酒屋だったが、杜氏をはじめとする蔵人を集めることが難しくなり、1980年に自家醸造を断念していた。同社は開成町に残る江戸時代の名主だった瀬戸家の旧家屋「瀬戸屋敷」の指定管理業務を担うなど、町の活性化を支援する事業を進める中で瀬戸酒造の再生を決めた。
 醸造所は木造軸組み2階建て延べ500平方メートル規模で新築し、事務所や物置などの建物は現地に残る建物群を活用する。27日に行われた醸造所建て替え工事の地鎮祭には府川裕一町長をはじめ、町の幹部や町民らが出席した。
 建物の完成後は開成町の水と酒米を使い、四季を感じる純米酒を醸造・販売するとともに、酒造の工程でききるこうじや酒かすと、開成町の農産物を用いた発酵食品を新たな地域特産品として開発する。地域住民や開成町と連携して瀬戸屋敷で発酵食品の販売、飲食事業なども企画する。

(日刊建設工業新聞様より引用)