ストアス卸値、1月5000円アップで交渉/原油価格高騰受け、再値上げの可能性も

 道路舗装用アスファルト合材の原材料となるストレートアスファルト(ストアス)が値上がりする。原油価格の高騰を受け、販売業者(ディーラー)側は1月の卸値を1トン当たり5000円程度引き上げる方向で、道路舗装会社との交渉に入っている。年度末に向けアスファルト合材の製造量が増加するこの時期の値上げは、道路舗装各社の収益に大きく影響するだけに、価格交渉は難航が予想される。
 ストアス価格を巡っては、原油価格高騰と運送コストの上昇を受け、昨年11月に1トン当たりの卸値が7000円上昇。昨年12月の東京地区の価格(針入度60~80、ローリー=建設物価調査会調べ)は、1トン当たり6万9000円を付けた。その後も原油価格は上昇を続け、11月値上げの時点より1バレル当たり5円程度上がったため、今回の値上げに踏み切った。
 需要家となる道路舗装会社は、これから年度末にかけて工事追い込み期に入り、アスファルト合材の製造量が増加する。大手舗装会社の担当者は「この時期の値上げは収益に大きく影響する。要求通りの値上げには応じられない」と話す。
 ディーラー側も「今回の値上げに応じてもらえなければ、既に始まっている運送コストの上昇に対応できず、供給に影響が出ることも考えられる」と値上げが避けられない苦しい状況を説明。さらに、「この水準で原油価格が上がると、3月にも3000円程度の値上げが必要になる」とさらなる値上げの可能性も示唆している。供給側、需要側の両方で課題を抱え、価格交渉は一筋縄ではいかない状況に直面している。

(日刊建設工業新聞様より引用)