ダイダン/エネフィス四国(高松市)が起工/ZEB建築情報発信拠点に

 ダイダンは、高松市で「ダイダン四国支店・スマートエネルギーラボ」(エネフィス四国)の建設に着手した。ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)を目指した自社施設。支店機能とZEBの情報発信拠点として活用する。総工費は約8億円で、19年3月の竣工を目指す。
 エネフィス四国は、「『BCP(事業継続計画)対策』と『ZEB技術の深化』を図りつつ、『快適性』と『経済性』が向上した次世代型建物を実現する」をテーマに建設する。
 BCP対策の強化では、国土交通省が策定中のBCPガイドラインを参考に地震・津波対策を採用する。支店機能の維持・事業継続のための建築、設備の両面で対策を講じる。
 ZEB技術の深化は、既にZEBに取り組んだ「エネフィス九州」での実績を生かした設計や技術を活用。断熱・蓄熱床外壁を採用するほか、クール&ウォームチューブによる地中採熱設備や太陽光パネルの設置といった最新技術を投入。1次消費エネルギー量を実質ゼロにすることを目指す。
 快適性の向上にも力を入れる。働き方改革やウェルネス(知的生産性の向上・健康増進など)に寄与する建築物を目指し、IoT(モノのインターネット)を利用した制御監視技術や、バイオフィリックデザイン(室内緑化による快適性の向上)を実現する。
 経済面でも従来のZEB実現に向けた設備費に比べて約10%コストを抑えて建設する予定だ。
 16日に行われた安全祈願祭後の直会で、藤澤一郎社長は「自社所有の建物に新たな技術を導入して設備工事を行い、運用や検証を通じてZEBの提案を継続して実施している。これまでにも、ZEBに対してさまざまな取り組みを行ってきたが、今回は、『ZEBとIoTの融合』、『低コスト』を実現させ、建物を完成させたい」と述べた。
 エネフィス四国の建設地は高松市本町5の3ほか。建物規模はRC造3階建て延べ1192平方メートル。設計・施工はNTTファシリティーズ、四電エンジニアリング、ダイダンが担当。施工協力として共立建設が参画している。

(日刊建設工業新聞様より引用)