テラドローン/建築物点検アプリ、18年度実用化へ/被災・劣化状況3Dデータ化

 テラドローンは、ドローン(小型無人機)で撮影した建築物の破損・劣化状況の写真を3次元(3D)データに置き換え、タブレット端末などの画面上で確認できるドローン専用点検アプリケーション「テラドローン インスペクション」を2018年度内に実用化すると発表した。ドローンで取得した画像データをインターネット上のクラウドに保管し、そのデータを3D化。利用者はアプリを通して3D描画を見ながら建物の状態をより詳しく把握できるようになる。
 同様のアプリはこれまでも流通しているが、「テラドローン インスペクション」は、ドローン製造世界最大手DJI社の小型ドローン「Mavic」や「Spark」でも使えるようにした点が特徴。アプリは無人航空機管制(UTM)に適応させ、建物に沿って正確にドローンを飛ばせるようにする。
 老朽化した住宅やビルなど建築物の点検・診断作業の一部をドローンで代替する需要が増加している。同アプリを使えばドローンによる点検・診断を効率的に行えるようになる。
 国内でのドローンの用途は農業分野が約8割と大部分を占め、残り2割が空撮や検査など。建設分野ではダムや橋など土木構造物の点検にドローンが使われることが多い。
 建築分野への活用実績はまだ少ないのが実情だが、建築物の外壁タイルが落下する事故なども起きており、点検・診断を合理化する手法の確立が急がれている。

(日刊建設工業新聞様より引用)