ヒューマンタッチ/建設業界人材市場動向調査結果/有料民間職業紹介による転職が増加

 建設業の転職市場で、有料の民間人材紹介事業を利用して就職した人が15年度から16年度にかけて、大幅に増加したことが分かった。人材派遣業などを手掛けるヒューマンタッチ(東京都新宿区、高本和幸社長)がまとめた「建設業の人材市場動向(4月分)」で明らかになった。
 3月31日に公表された厚生労働省の「2016年度職業紹介事業報告書」によると、有料の民間人材紹介事業で就職した建築・土木・測量技術者(常用)の件数は9228件となり、15年度に比べ3962件増加した。建築・土木・測量技術者の新規求職申し込み件数は14年度6万4105件、15年度6万8506件、16年度8万3697件と増加傾向にある。
 一方、公共職業安定所(ハローワーク)での建設・土木・測量技術者の常用就職件数は16年度、前年に比べ6・3%減の1万3006件となった。ハローワークでの就職件数は年々、減少傾向が続いている。建設技術者の転職活動は、よりマッチング力の高い有料民間職業紹介にシフトしつつあると言えそうだ。
 このほか、建設業界の雇用関連データ(2月時点、総務省労働力調査)を見ると、建設業の就業者数は497万人(前年同月比0・8%増)、雇用者数は403万人(増減なし)だった。厚生労働省の一般職業紹介状況(2月時点)で見た建築・土木・測量技術者の有効求人倍率は6・42倍となり、33カ月連続で前年同月実績を上回った。建設技術者の需要は高水準な状況が続いている。

(日刊建設工業新聞様より引用)