ファーストキャビン/コンパクトホテル、西日本で出店攻勢/阪神電鉄やJR西と連携

 プランテックアソシエイツ(東京都千代田区、大江匡代表取締役会長兼社長)グループのファーストキャビン(東京都千代田区、来海忠男社長)は、飛行機のファーストクラスをイメージした上質なコンパクト(カプセル型)ホテル事業の出店を西日本地域で加速する。阪神電鉄とフランチャイズ契約を締結したほか、JR西日本と同事業の展開で今月末に合弁会社を設立する。
 阪神電鉄との初弾案件は今秋に開業する予定。JR西日本との合弁会社による1号案件は今年中の開業を目指す。
 阪神電鉄は、旧路線跡地などで遊休資産を保有しているが、細長い形状の土地のために駐車場として利用するなど用途が限られていた。ファーストキャビンの展開するコンパクトホテルはさまざまな形状の土地で柔軟な対応が可能と判断。フランチャイズ契約を結び、今後、訪日外国人旅行者の増加を背景に大阪エリアで深刻な課題となっているホテル不足に対応する。
 初弾物件は大阪市福島区で建設中の「(仮称)ファーストキャビン阪神西梅田」。阪神本線福島駅から徒歩約1分の位置にあり、施設規模は延べ約1500平方メートル、客室は147室。阪神電鉄は25年までに沿線を中心に6カ所以上の開業を目指す。
 ファーストキャビンがJR西日本と今月末に東京都千代田区紀尾井町に設立する合弁会社は「JR西日本ファーストキャビン」。資本金は9000万円(出資比率はJR西日本51%、ファーストキャビン49%)。今後、JR西日本グループの広範なネットワークや多様な資産と、ファーストキャビンのコンパクトホテルのノウハウを生かし、西日本エリアを中心に事業を展開する。
 ファーストキャビンは、東京で「赤坂」「秋葉原」「愛宕山」「築地」「羽田ターミナル1」の5施設と、京都の「京都烏丸」、大阪の「御堂筋難波」、福岡の「博多」の計8施設を運営。今年4月までに東京の日本橋横山町と京橋、関西空港、長崎に4施設を開業する予定。阪神電鉄とJR西日本との協業によって22年までに100施設の開業を目指す。

(日刊建設工業新聞様より引用)