三井住友建設/ひび割れリスク低い高性能コンクリ開発/CO2排出量が7割減

 三井住友建設は26日、高性能コンクリート「サスティンクリート」(特許出願済み)を開発したと発表した。「ひび割れリスクがほぼゼロ」などの五つの特長を兼ね備える。流動性が高く、二酸化炭素(CO2)排出量も大幅に削減できるため、建物のデザイン性を高めながら建築段階での環境配慮にも貢献できる。今後、サスティンクリートの性能をより高める研究開発を進める。
 サスティンクリートは東京大学大学院工学系研究科野口貴文教授、東京理科大学理工学部兼松学教授と共同開発した。▽超低収縮▽超低発熱▽超低炭素▽高流動▽高強度-という五つの特長を持つ。
 超低収縮では、ひび割れの原因となる乾燥などによる収縮がほぼゼロまで抑えられる。超低発熱では硬化時の発熱を極限まで小さくした。これらの特長によってひび割れ対策が不要となり、大型構造物の品質と生産性を同時に向上させる。
 高い流動性によってコンクリートが充てんしやすくなり、バイブレーターによる締め固めの作業が不要になる。打ち込み作業の省力化とともに生産性を高める。複雑な形状にも対応できるため、デザイン性の高い構造物の建築も可能になる。
 一般的な高強度コンクリートと比較してCO2排出量を約7割削減。1平方ミリ当たり70ニュートン(N)の高強度で高層構造物の建設にも活用できる。

(日刊建設工業新聞様より引用)