三機工業/IoT・AIを組み込んだクラウドシステム開発/現場業務を効率化

 三機工業は9日、IoT(モノのインターネット)や人工知能(AI)を組み込んだクラウドの仮想情報システム基盤「エスクラウド」を開発したと発表した。データセンターに設置されたサーバー群とAIを搭載した「IoTプラットフォーム」で構成。インターネット経由でアクセスすることで、現場のタブレット端末から3次元(3D)CADなどのソフトウエアを快適に操作できるほか、さまざまな端末からいつでも情報を得られるのが特徴だ。
 エスクラウドを活用することで現場作業の効率化を実現する。同社は16年度から現場でタブレット端末を導入してきたが、タブレット端末は処理能力が低く、使用できるソフトウエアも限られていた。
 一方、エスクラウドでは、クラウドにアクセスし、高性能サーバー上の「仮想PC」を遠隔で操作するため、3DCADやBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)など、高い処理能力が求められるソフトウエアも、通常のウエブページを見ているかのように、スムーズに操作できるようになる。
 ほかにも、エスクラウドをビルの遠隔監視にも活用していく。ビルのさまざまな箇所に取り付けられた各種センサーなどから得られた情報をデータ収集用のサーバーに集め、一元管理することで、各支社・支店などでいつでもビルの状況を確認できるようにし、迅速な対応とサービスを可能にする。
 AIを活用しているのもエスクラウドの特徴の一つ。AIが空調の運転予想を行い、省エネ運転を推奨するシステムや、経営企画部門と連携した「経営分析ナビ」(仮称)を開発し、経営分析力の向上に役立てていく。
 同社はエスクラウドを活用し、社員の業務効率化や、顧客の満足度向上に一層努めていく考えだ。

(日刊建設工業新聞様より引用)