中之島4丁目拠点開発(大阪市中央区)/産官学推進協、11月17日に初会合

 大阪府と大阪市、大阪大学、経済団体は17日、「中之島アゴラ構想推進協議会」と「中之島4丁目再生医療国際拠点検討協議会」の初会合を開く。アゴラ構想は大阪市北区中之島4の市有地(約1・2ヘクタール)に芸術に関する教育や情報発信、再生医療の研究など文化・芸術・学術・医学の拠点を集めるプランで阪大が8月に策定。構想推進協議会は本年度中に配置する機能などを盛り込む基本方針をとりまとめる。17年度には国とも協議し資金調達や事業スキームなども検討し基本計画を策定する。
 中之島は阪大の前身、大阪帝国大学の発祥の地。構想では新たに学術や医学、文化、芸術の発信拠点を設置することで大阪市中心部のにぎわいづくりに貢献する方針だ。大学創立90年を迎える21年の実現を目指すとしている。
 アート拠点として大阪市が21年度中の開館を目指す新美術館や周辺の芸術関係機関と共同研究を行い、ヨーロッパやアジアの芸術系機関や大学と共同研究に取り組む。芸術系機関に就職を希望する社会人の教育やアートスペースを活用した芸術も発信する。また、芸術やコミュニケーション、博物館などアートとサイエンスを軸にした研究科や社会人大学院を視野に入れた研究科の構想も盛り込んだ。
 地球規模の食料問題や複雑なイノベーション過程の分析など異分野が融合した研究や、若手や女性、外国人研究者の育成に取り組み、海外の研究機関と人材や研究の交流を進めていく。
 医学では、大学や研究機関、企業と連携し、再生医療の臨床研究から治療、産業化、海外展開までを担う「再生医療国際センター(仮称)」の開設を想定し、ヘルスケア産業を推進する産学連携の研究所も設立。学部や博士・修士課程で医療統計や医療経済、医療通訳を教育する医学系研究科を創設する。
 再生医療国際拠点検討協議会では今後、拠点の事業主体などを検討し、国にプランを提案する予定だ。

(日刊建設工業新聞様より引用)