中部整備局港湾空港部/WLB推進へモデル工事試行/休日確保方針提案型など実施

 中部地方整備局港湾空港部は本年度、港湾工事でのワーク・ライフ・バランス(WLB、仕事と家庭の調和)を推進するため、休日確保などを目的として工程提示型6件、荒天リスク精算型2件、休日確保方針提案型3件をモデルにそれぞれ試行する予定だ。また、工事書類の簡素化にも取り組み受注者の負担軽減に努めるなど、担い手の確保・育成へ休日を取得しやすい環境を整える。
 休日確保方針提案型は、陸上工事で工期に余裕がある工事が対象。▽土日・祝日などカレンダー通りに確実に取得する「完全週休2日」▽土日・祝日などの休日取得を基本に、やむを得ず休日出勤した場合は1週間以内に代休を確実に取得する「週休2日」▽週休2日と同様にやむを得ず休日出勤した場合、4週間以内にトータル8日間の休日を取得する「4週8休」-の三つの中から、発注者が案件ごとに選定する。
 総合評価の評価項目のうち、施工計画の一部に休日確保の取り組み方針を明記してもらい内容を評価。履行できなかった場合は工事成績評定点から減点する。本年度は3件を試行する予定。開札済みの名古屋港第2ポートアイランド築堤補修工事は4週間以内に代休を確保する「休日確保型(4週8休)」、手続き中の四日市港霞ヶ浦南ふ頭地区岸壁(W26)補修工事は1週間以内に代休を取得する「週休2日確保型(週休2日)」で実施する。
 荒天リスク精算型は、海上工事が対象。作業船などの供用係数を固定制から工事完了後の精算制にする。工期変更にも対応することで休日を確保しやすくする。本年度は2件の試行を予定し、このうち1件は御前崎港防波堤(改良)上部工事で実施する。
 工程提示型は、受発注者双方の信頼関係を構築し適切な工程管理を行うため、契約後の施工会議や3者連絡会などで発注者が想定する工種ごとの標準工程表を提示。受注者は工程計画を作成する際の参考とする。ケーソンやブロックの製作工事など比較的単純な工事で実施。本年度は6件で試行する予定。
 16年度から取り組んでいる工事書類の簡素化は、本年度はすべてのケーソン製作工事とブロック製作工事で実施するほか、浚渫工事や基礎工事など適切な工事があれば試行する。履行報告書(工事旬報)や実施工程表(作業日報)、主要船舶機械搬入・搬出通知などは週間工程表に記入することで対応し、書類提出は不要とする。写真撮影は代表的な1サイクル分だけとするなど提出書類の抑制に取り組む。

(日刊建設工業新聞様より引用)