九州整備局ら/鹿児島第3合同庁舎整備/地域連携で景観形成、御楼門など復元に合わせ

 九州地方整備局と九州財務局、鹿児島県、鹿児島市は、同市山下町で計画している鹿児島第3地方合同庁舎の建設に合わせて行う景観形成などの地域連携の取り組みをまとめた。新たな合同庁舎の建設地と県などが行う復元整備箇所の間に位置する道路を「歴史と文化の道」と位置付け、沿道で景観形成や展望スペースの設置、休日の駐車場開放に向けた調整などを行う=イメージ図。
 鹿児島(鶴丸)城跡の東側では今後、民間主導による御楼門の復元や県による御角櫓の復元、石垣修復が予定されており、これらと道路を挟んで対面に位置する場所ではほぼ同時期に九州整備局が合同庁舎を建設する。このため景観形成などの面で連携を図り施設整備に反映させるため、国と県、市で検討会を設け方策を検討していた。
 景観形成では復元整備箇所と新たな合同庁舎の間の道路を「歴史と文化の道」と設定。合同庁舎は沿道側の1階部分に屋根付き歩行空間「エントランスモール」を設け、桜島の降灰や強い日差しに配慮し縦ラインを強調した柱やルーバーを連続的に設けることで彫りが深く、風格のある外観とする。工事期間中は仮囲いなどの仮設物も景観に配慮する。
 沿道にある既存のポケットパークは復元建造物などの展望や写真撮影のスペースとして改修。北側来客用駐車場の一部は休日の閉庁日に観光バスの乗降場所や観光客の駐車場として使用できるよう調整を進める。
 鹿児島第3地方合同庁舎は鹿児島法務総合庁舎などの耐震性能不足、老朽化などに伴い計画。現法務総合庁舎敷地に建設する。規模はRC造地下1階地上5階建て延べ約1万2400平方メートル。梓設計で設計を進めており、順調なら18年度から2期に分けて工事を進め、22年度の完成を目指す。概算事業費は約43億円。

(日刊建設工業新聞様より引用)