九州整備局九州技術/大型土のう袋詰機を導入/全国に先駆け、応急復旧を効率化

 九州地方整備局九州技術事務所は、大型土のうを短時間で大量に製作できる「大型土のう袋詰機」=写真=を導入した。昨年7月の九州北部豪雨災害の応急復旧で仮設堤防の設置や道路啓開ののり面復旧などに大量の大型土のうが必要となったため、従来のおよそ3倍の早さで袋詰めができる機械を災害対策用機械に追加した。大型土のう袋詰機の導入は全国の国土交通省の事務所でも初めて。
 機械は全長3・3メートル、幅1・1メートル、高さ2・2メートル、重さ約1トン。土のう袋をセットし0・8立方メートル級のバックホウで2回土砂を投入すれば約1トンの大型土のうを製作できる。土砂を投入するホッパーは回転水平移動式となっており、製作した土のうをつり上げて移動させている間に、もう一つの土のう袋に土砂を詰めることができる。
 1日当たり大型土のう200袋の袋詰めができ、土砂投入時に作業員がバックホウ周辺に立ち入る必要がないため安全に作業ができるというメリットもある。
 5日に福岡県久留米市の同事務所で行った災害対策用機械操作訓練で参加者に披露され、バックホウ2台を使用し袋詰めと製作した土のうをつり下げて移動する作業を行い、短時間で安全に効率よく土のうを製作できることを実証した。
 同事務所の島本卓三所長は訓練に先立ち、参加した災害時協定締結業者9社の社員23人と九州整備局の県内事務所職員8人を前に「災害対応機械の効率性が求められているため、ニーズの高い大型土のう袋詰機を導入した。皆さんも災害時対応力をさらに充実させてほしい」と呼び掛けた。

(日刊建設工業新聞様より引用)