五洋建設/マダガスカルで港湾工事初受注/トアマシナ港拡張第1期

 五洋建設はマダガスカルで計画されているトアマシナ港拡張事業のうち、1期工事を受注した。国際競争入札に五洋建設・大豊建設JVで参加し、事業主体のトアマシナ港湾公社(SPAT)と契約を交わした。契約金額は非公表。同国で初弾となる案件受注を機に、今後発注が予定されている2期工事の連続受注に向けて営業活動を強化する。=4面に関連記事
 同事業は円借款案件として段階的に工事が進められる。国際協力機構(JICA)の事業事前評価表によると、総事業費は約702億円。2026年4月の拡張施設(一部施設は21年)の供用開始を予定する。
 1期工事では工期短縮と建設期間中の周辺道路の混雑緩和に向け、防波堤に使用する消波ブロックを先行製作する。工事内容は消波ブロック製作(1基当たり重量50トン×2600基、30トン×800基)、仮設ヤード工(220メートル×452・5メートル)、アスファルト舗装(8920平方メートル)、仮設取付道路工(北側10メートル×590メートル、南側4・7メートル×342・5メートル)、仮設鋼台(372平方メートル)、設備建屋等一式など。工期は911日。
 2期工事(本体工)の概要は防波堤の延伸(345メートル)、水深16メートルのコンテナ貨物用C4バースの建設(延長470メートル)、コンテナヤードの拡張(10ヘクタール)、コンテナ貨物用C3バースの増深(16メートル)、バルク貨物用C1・C2バースの増深(14メートル)など。C4バースの荷役機材(ガントリークレーン3基)はSPATと民間オペレーターが調達する。
 今月上旬にJICAの招聘(しょうへい)プロジェクトで来日したSPATのアヴラン・クリスチャン・エディ総裁は「トアマシナ港拡張事業のパッケージ2については、18年度から国際競争入札で発注手続きを始める」と話している。

(日刊建設工業新聞様より引用)