五洋建設/名古屋土壌再利用センターが稼働/1日最大4000立米受け入れ可能

 五洋建設は、中部圏の大型プロジェクトで発生する建設発生土を集積・保管し、積み替えなどを行う「名古屋土壌再利用センター」を名古屋市港区に整備し、稼働させた。受け入れ能力は1日当たり最大4000立方メートルで、保管容量は4万8000立方メートル。名古屋高速道の船見出入り口や伊勢湾岸自動車道の名港潮見インターチェンジから近く、周囲に住宅がないため、24時間の受け入れが可能。岸壁から大型船舶による大量輸送もできる。建設発生土の受け入れ先の基準適合検査の期間も4~7日に短縮し、建設発生土の迅速な広域利用ニーズにも対応する。
 同社の土壌再利用センターは千葉県市川市、横浜市に続き3カ所目となる。名古屋土壌再利用センターは石油タンクなどのあった事業敷地6万4600平方メートルに発生土保管ヤードや積み出しヤード、多目的ヤード、汚染土壌・建設汚泥処理ヤード(予定)、事務所などを約30億円(土地代を含む)かけて整備した。
 このうち、発生土保管ヤードは12区画に分割。1区画は縦40メートル、横32メートル、敷地面積1280平方メートルの規模。1区画で3000~4000立方メートルの建設発生土が保管できる。区画はすべてアスファルト舗装し、排水管も敷設されている。受け入れ先の適合基準検査も実施。検査期間は早ければ4日程度を見込んでいる。仮に基準値を超えた汚染土壌があった場合、当面場外の処理場に搬送し、改良する。将来的には汚染土壌の改良も施設内で行う計画だ。
 岸壁は旧施設を改良。マイナス10メートル岸壁を備え、1万トン級の船舶が着岸できる。積み出しヤードと船舶を結ぶベルトコンベヤーを製作中で、8月までには取り付けを終える。場内にはカメラも設置し、ダンプの運行状況などを事務所内から確認できる。建設地は名古屋市港区潮見町37の1。
 開所式を1月31日に開き、既に建設発生土の受け入れが可能な状態という。年間30~40万立方メートル程度の受け入れ量を見込んでおり、大量な建設発生土の積み替え、保管場として今後積極的に営業展開する。

(日刊建設工業新聞様より引用)