五洋建設/3カ年経営計画/19年度に連結売上高5800億円目標

 五洋建設は10日、17~19年度の中期経営計画を発表した。臨海部と海外での強みを生かして緩やかな事業拡大路線を歩み、最終年度に連結ベースで売上高5800億円(16年度5003億円)、営業利益275億円(243億円)、経常利益270億円(237億円)、純利益170億円(153億円)を目指す。
 創業125周年を迎える2021年の目指すべき姿に、「グローバルな臨海部ナンバーワン・コントラクター」を掲げた。売上高5000億円超をコンスタントに達成できる企業グループへと成長させるため、「モノづくりに徹し、請負を極める」ことを追求していくとの基本方針を打ち出した。
 国内土木部門は、最終年度に単体で受注高1700億円(16年度比9%減)、完工高1900億円(33%増)、営業利益112億円(28%増)が目標。総合力を生かした海上大型プロジェクトや陸上大型案件のほか、洋上風力建設、建設発生土・浚渫土リサイクルなど環境分野の取り組みを強化する。
 国内建築部門は、最終年度に単体で受注高1800億円(2%増)、完工高2000億円(37%増)、営業利益107億円(2%減)を目指す。重点4分野に定める「物流・食品」「住宅」「環境」「医療福祉」に加え、インバウンド(訪日外国人旅行者)関連の宿泊施設やクルーズ船ターミナルなどをターゲットに受注活動を強化していく。
 国際部門の最終年度の単体目標は、受注高1500億円(50%増)、完工高1600億円(10%減)、営業利益31億円(107%増)。中長期的に核となる大型案件などに戦略的に取り組む。
 財務計画・資本政策では、協力会社への支払いで手形を廃止。現金化によって協力会社との連携を強化する。設備投資は3年間で80億~90億円。建造中のSEP型多目的起重機船は18年度に完成させる。本業の強化につながる投資は機動的に実施するとしている。自己資本比率は30%超、連結配当性向は20~25%を目標に設定した。

(日刊建設工業新聞様より引用)