五洋建設/4月に安全品質教育センター設置/シニア活用、若手の実践的な指導を強化

 五洋建設は、若手社員の教育で新たな取り組みをスタートさせる。4月に「(仮称)安全品質教育センター」を設置。中心となる指導役には、土木・建築工事の経験が豊富な60歳以上のシニアを起用。若手との経験談の共有や現場の巡回などを担当してもらう。繁忙が続く支店や現場の教育機能を補い、安全・品質レベルの底上げを図っていく。
 同社の試算では、3年後の2020年度に土木工事の現場に配属される職員の半分が33歳以下になるという。
 清水琢三社長は、「経験の浅い若手が増え、トラブルが発生するようなことがあってはならない。従来も部門別に研修を行っているが、そうしたラインの教育とは別にやりたい」と狙いを語る。
 具体的な方法はこれから詰めるが、実際の現場で困っていることへのアドバイスや注意点などをきめ細かく教育する役割を担ってもらうという。
 忙しい支店のラインの土木部長、建築部長や工事部長は、現場の若手にまで目が届きにくい。シニアがそこをフォローし、指導だけでなく、若手の悩みも聞いてもらうことで、離職防止にもつなげる。
 清水社長は「これまでは現場の第一線で働ける人はシニアとして残りやすかったが、現場をサポートする立場にいた人は十分には活用できないでいた。技術や営業はもちろんのこと、安全、総務、人事を担当していた人など、従来より幅広く残って活躍してもらう場にしたい」と話している。

(日刊建設工業新聞様より引用)