仙台市/蒲生北部地区1期事業者公募結果公表/4ブロックで事業提案選定

 ◇バイオマス発電所や物流倉庫建設計画
 仙台市は土地区画整理事業で集団移転後の跡地を再整備した蒲生北部地区の市有地を対象に、事業を展開する企業を公募(第1期募集)し、選定結果を公表した。1期公募の対象区画は5ブロック、合計面積約19ヘクタール。レノバ、住友林業、ユナイテッド計画の3者が5・0ヘクタールの土地にバイオマス発電所を建設する提案や、丸山運送が4・0ヘクタールの土地に物流倉庫を設ける提案など4ブロックの事業提案を選定した。市は今後、各企業と立地協定締結に向けた準備を進める。
 仙台港では、複数の企業が石炭火力発電所や石炭バイオマス混焼火力発電所を建設する計画を進めている。今回、レノバらの発電所建設計画が候補に選定されたことで、仙台港周辺で三つの発電所の建設計画が動くこととなった。
 市は参加申請を3月9~15日に受け付け、提案書・見積もりを4月10~14日に求め、今月中旬までに事業者を決めた。
 今回募集したブロックは▽S1(面積10966平方メートル)▽S2(1万6332平方メートル)▽S3(2万7105平方メートル)▽S4(9万5881平方メートル)▽S5(4万0488平方メートル)-の五つ。事業場所は仙台市宮城野区蒲生1ほか。
 5ブロックのうちいずれかの土地に事業所を開設し、事業を展開できる単体企業または企業グループらの参加を求めた。
 レノバらはS4ブロック、丸山運送はS5ブロックの用地で事業を行うことを提案した。S4の面積は9万5881平方メートルだが、レノバらは約半分の5ヘクタールを使うことを提案し、認められた。
 S1(1・1ヘクタール)では富田運輸、S2(1・6ヘクタール)では二葉運送がそれぞれ物流倉庫を設置する提案を行い、最優秀に選定された。
 S3の土地の事業候補者は今回決まらず、市は他のブロックで次点に選ばれた企業に、S3の土地の活用を打診している。
 蒲生北部地区では34ヘクタールの土地を30のブロックに分割し、段階的に事業者を公募する計画となっている。市は来年度以降、次回以降の公募を行う。
 第1期募集では、市の方針に合致した事業提案を行った企業に対し、事業所設置にかかる固定資産税を減免したり、雇用する正社員1人に付き60万円を補助したりするなどの優遇措置を講じる。
 対象業種は自動車や電子機械、食品、航空宇宙、クリーンエネルギー、医療関連などとしていた。審査では、▽地域経済への波及効果▽雇用・投資の規模▽(同地区に近い)仙台港の機能との整合▽環境配慮-などを総合的に評価した。
 市は蒲生北部のほか、集団移転後に空いた沿岸の五つの地区(南蒲生、新浜、荒浜、井土、藤塚)-でも別途、企業誘致を進めている。

(日刊建設工業新聞様より引用)