八戸バイオマス発電/青森県八戸市で発電施設が稼働/焼却灰をセメント原料に

 住友大阪セメントら3社が出資する八戸バイオマス発電(青森県八戸市、山本稔之社長)が八戸港付近に建設していたバイオマス発電施設が完成し、1日に営業運転を開始した。出力は12・4メガワットで、年間発電量は8・5万メガワット時を想定する。設備から出る燃料の焼却灰をセメント製造の原料として再利用し、新たな資源循環サイクルを構築する。
 八戸バイオマス発電は住友大阪セメントと住友林業、JR東日本が共同で設立した。発電施設では、青森県の三戸・上北・下北地域の間伐材や製材の端材、鉄道林の間伐材などを受け入れ燃料として活用する。電力に変える。燃料の一部にはパームヤシ殻も利用する。燃料使用量は年間約13万トン。
 発電過程で生じた焼却灰は住友大阪セメントグループの八戸セメント(青森県八戸市、井上慎一社長)がセメントの原料として再利用する。住友大阪セメントはこれまで、自社のセメント工場に自家発電設備を導入し、電力自給率を高めてきた。栃木工場(栃木県佐野市)と赤穂工場(兵庫県赤穂市)、高知工場(高知県須崎市)に火力発電設備などを導入し、電力自給率100%を達成している。

(日刊建設工業新聞様より引用)