兵庫県企業庁、小野市/市場地区新産業団地整備/17年度の都計変更手続き完了めざす

 兵庫県企業庁は、小野市と共同で開発する市場地区の産業団地(約40ヘクタール)について、17年度に都市計画の変更手続きを完了する意向だ。造成工事の実施設計も進め、その後、開発協議を本格化し、18年度に着工する見通し。企業庁が用地の造成と土地の分譲、市が道路や上下水道など関連インフラの整備を行い、19年度に一部分譲開始、21年度に造成工事を終える。実施設計は大日本コンサルタントが担当。
 開発予定地は、山陽自動車道三木小野インターチェンジ(IC)から北へ約5キロの山林地帯。国道175号に近く、神戸市や阪神間から1時間程度でアクセスできる。将来的には北播磨と南播磨地域を結ぶ東播磨道が小野市まで延伸し、国道175号にランプが設置されることから県内各地へのアクセスが一段と向上する。
 県が推進中の「小野長寿の郷(仮称)構想」区域内にあり、当初は緑ゾーンとして森の保全を計画していたが、県内への企業進出ニーズが高いことから一部を産業用地として活用することを決めた。
 開発区域の内、緩衝帯や緑地、道路、公園などを除いた分譲用地は20ヘクタール程度を見込む。大ロットの4区画を想定しているが、今後の企業ニーズを踏まえ、分譲面積を確定する。切り土量だけでも100立方メートルを超える見通しで、基本的に掘削土砂は場外に搬出せず場内で調整する。分譲用地の面積や道路、公園、緑地など土地利用計画も近くまとめる模様だ。
 調整池は3カ所。山田川と広島川の流域にフィルタイプ、桜谷川にため池タイプの調整池を整備する。貯留容量は山田川が2万~2万5000立方メートル、広島川が1万~1万2000立方メートル、桜谷川は2000立方メートル程度を見込み、実施設計の中で詳細な整備計画を固める。
 17年度は実施設計と環境調査のほか、市街化調整区域から市街化区域に編入するための都市計画の変更手続きも進め、年度内の告示を目指す。開発協議や用地買収も続ける。

(日刊建設工業新聞様より引用)