兵庫県森林組合連合会ら/林業会館建替/8月に実施設計・施工者選定プロポ公告へ

 兵庫県森林組合連合会(石堂則本代表理事会長)など林業関係4団体は、CLT(直交集成板)パネル工法で建て替える「県林業会館」(神戸市中央区)の実施設計および施工者の選定で、公募方式によるプロポーザルを採用する。主要構造材にCLTを活用するもので、防火地域で同工法を採用した4階建て以上の建物は全国初となる。8月中旬にも募集手続きを始める見通しだ。28日に勉強会を開催する。
 同連合会が所有する林業会館は、1972年に建設され、建物や設備の老朽化が進んでいる。95年の阪神大震災で被災し、外壁などは補修したが、大雨時に複数の箇所で雨漏りが発生するなど会館の使用に支障を来している。県産木材の需要拡大を目指し、新たな建築資材として注目されているCLTを活用し、現在地で建て替える。先駆的モデルとして普及活動を支援するため、県も2カ年に分けて計8000万円を補助する。
 新会館の規模は5階建て延べ約1500平方メートル。事務所ビルで2~5階の構造にCLTパネル工法を採用し、1階はRC造。既存建物を解体後、18年度に本格着工し、同年度内の完成を目指す。県内にはパネルの加工施設がないため、岡山県真庭市の民間工場を利用する。材料は県産木材を使用する。
 9月下旬に提案書の提出を受け、ヒアリング審査を踏まえ、10月中~下旬にも最優秀提案を選定する。28日の第1回勉強会ではCLTに関する講演やプロポーザルの情報を提供する。現在、県森林組合連合会のホームページから参加者を募集している。
 同連合会や県木材業協同組合連合会、県治山林道協会、県林業種苗協同組合のほか、学識者や県、設計事務所らで構成する実証協議会も設置しており、専門家の意見を聞きながら建て替え計画を進める。基本設計は地域計画建築研究所が担当。

(日刊建設工業新聞様より引用)